2018/05/15
人間は、いや応なしに加齢し体力・能力が頂点に達した後は、徐々に力が衰えていく。
加齢は避けられない生理現象である。
例外なく僕も普段から、これから訪れるであろう厳しい老後の生活のことを考えずにはいられない。
押井守がたどり着いた「未来論=幸福論」という結論の記事を見て考えた。
2005年(平成17年)に1億2776万7994人に到達した日本の総人口は、2048年には1億人を割って9,913万人となり、2060年には8,674万人になると推計されている。
「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。
技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん)またはシンギュラリティとは、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事。人類が人工知能と融合し、人類の進化が特異点(成長曲線が無限大になる点)に到達すること。
その他、日本の財政、世界情勢などなど不安材料は数えきれない
たしかに僕が物心つく前、まだ小学校の低学年だったころ子供向け雑誌で見た「21世紀の未来」という名の付いたページでは宇宙旅行を楽しんでいたり、宇宙にスペース基地のようなものが出来ていたり、そんな輝かしい21世紀が将来訪れるんだろうな。
漠然と、そんな未来像を思い描いていた。
しかし物心がつき、小学校高学年から中学生ぐらいになると、その未来像は一転した。
その大きな原因がノストラダムスの大予言である。
あまりにも有名なフレーズ「1999年に大魔王が降り立ち世界は滅亡する。」
それともう一つそれとリンクして強烈に印象に残った映像が「猿の惑星」のラストシーンである。
猿の惑星にたどりついた宇宙飛行士が、その惑星で最後に見つけるニューヨークの自由の女神像、そして彼は言う。
「ここは地球だったのか。」
このシーンは子供の頃に見た、とても印象的でショッキングな映像であった。
第三次世界対戦が勃発し核ミサイルで世界滅亡というのもあった。
そして現在、結局、第三次世界対戦も起こらなかったし1999年世界は滅亡しなかった。
当然、まだ地球は「猿の惑星」にはなっていない。
30年後、僕らが75歳となった時、日本は、世界は、世の中は、どうなっているんだろう。
ま~何とかするしかないな。
結論、ジジー(爺)になっても生きてやる。
引用
過去は記憶の中にしか存在しません。存在しないからこそ過去なわけですよね。では、未来ってなんだろうか? …人間の脳髄に宿った妄想以外の何物でもない。現実的に考えるならば、世の中には現在しかありません。現在を考えるようとする(手がかり)として過去が生み出され、その上で現在の先に未来を考えることで現在を考えようという思考が生まれたのだと思います。