退化したっていいじゃない。

とある団塊ジュニア世代の男が( ˘⊖˘) 。o( )ーー「進化」と「退化」の迷走 ーー

団塊ジュニア世代の僕は、コレまで「幸せな家族」をこんな感じにイメージしていた。

time 2017/04/14

団塊ジュニア世代の僕は、コレまで「幸せな家族」をこんな感じにイメージしていた。

幸せな家族像とは・・・

「夫は、商社に勤め、家庭の幸せのために企業戦士となる。妻は、子育てに奮闘しながらも、夫の健康を気遣いながら家庭を守る。子供は二人で、最近マイホームの購入を検討している。」

第二次ベビーブームと言われる時代に生まれた僕は、コレまで「一般的な家族のイメージ」をこんな感じと考えてきた。しかし、この家族像はどうやら、古ぼけた、過去のイメージのようである。

「結婚は非合理なもの恋愛のバブルに過ぎない?」

最近、生涯未婚という人も増え続けているようである。

 

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2015年で「生涯未婚率」の対象になる日本人は、男性が23.37%、女性が14.06%にのぼったという。同推計は国勢調査を分析して行われるとのことだが、5年前と比較すると、男性で3.37%、女性で3.45%増加しているとのことだ。

さて、生涯未婚率とは、満50歳までに一度も結婚しない人の比率だ。近年、男女共に寿命が延びて、高齢でも元気なので、「50歳まで未婚」を「生涯未婚」と同一視していいのかについては、少々疑問があり、対象者から抗議の声(?)が上がるかもしれないが、特に50歳以降は女性が妊娠・出産するケースがごく少ないので、人口動態を考える上では、この辺を区切りにしておくことに、一応の意味がありそうだ。

それにしても、生涯未婚率の上昇ペースは速い。ここ5年で3%以上増えたとは、社会の変化としていかにも急激だ。

引用 http://diamond.jp/articles/-/124486

 

で、今どきの大学生は、

「こだわりが原因? 大学生7割恋人ナシの理由が少しわかった」

引用 http://tokyograffiti.grfft.jp/contents/?id=712&amp

 

7割が恋人なしか~

 

僕もモテなかったけど、大学生時代の脳内メーカー「女50・楽20・金10・酒10・音楽5・善3・悪2」

待てよ、待てよ、もしかして、彼女彼氏はいないけど「やることは、ちゃんとやってる」感じか?

恋人とか、結婚とか面倒とか?

この情報だけじゃ、分からないが、日本の未来が心配になってきた。

少子化とか、そんな心配ではなく、

「人間って、一人で生きて、自分の為だけに頑張ることってできるのだろうか?」

25才くらいの頃、板前修業に挫折し、手頃なフリーターをしながら、これから、どうやって生きていこうかと悩んでいた。

バイト仲間に40代ぐらいで独身のパイセン(先輩)がいた。

頭は「アフロヘアー」(単にパンチパーマが伸びきっただけ)

仕事には厳しく(全て雑用であったが)、イロイロ教えてもらった、飲みにも連れて行ってもらった。

パイセンは、世間一般の同年代の男性と比べれば、自由だし、人生楽しんでいるようにも見えた。

いや、パイセンの雰囲気が「楽しんでいるぜ。」でも「ちょっと寂しいぜ」という感じを醸し出していた。

楽しいパイセンであったが、しょせん僕と同じ「フリーター」、見た目もイマイチだし、経済力もない。

僕は素直に、将来こんなふうにはなりたくないなと思った。

コレがきっかけで「結婚しない」又は「結婚できない」=「人間的に欠陥がある」あるいは「徐々に欠陥が出てくる」というイメージが出来上がった。

なぜ、当時そう感じたかというと、たぶん僕も挫折したばかりで「自分は欠陥だらけの人間なんだ。」と思っていたからだと思う。(今でも欠陥だらけと自分で思っているが)

それゆえ、将来の自分を見ているような気がして、余計そう思ったのだろう。(たぶん)

同じ男として、結婚を躊躇してしまう気持ちは分かる。

まだ自由でいたいと気持ちも分かる。

しかし、それよりも、

  • 本当に結婚して自分は家族をちゃんと養っていけるのだろうか?
  • 幸せにすることができるのだろうか?

真剣に悩む気持ちが分かる。

僕の挫折時代は長かった、その後、自分に自信のないまま結婚して、計10年くらいは不遇の時代だった。

勢いで結婚してしまったが、子供を作ることに対して真剣に悩んだ。

妻すらも幸せする自信がないのに、子供を作り、家族を幸せにできるのだろうか?

「こんな欠陥だらけの人間が・・」

学生時代は、訳のわからない自信があったが、それは本当に根拠のない幻想だったことが分かった。

自信を取り戻すため、プライベートを僕はひたすら資格取得のため犠牲にした。

その半面、生活費を稼ぐため、無感情のロボットになり労働に励んだ。

妻との時間も犠牲にした。

ひたすら勉強した。

(その頃よく夫婦喧嘩したが、妻は愛想をつかさず耐えてくれた。)

今は何とかなり、毎日の生活は充実しているが、夫婦で話し合い「タイミングを失った。」ということで子供のいない生活を選択した。

でも本当に「昔の幸せな家族像」と「現代の家族像」は変化してきているのだろうか?

たまにドラマを見れば、ほとんどが一番最初に例に挙げたような家族が幸せな家族として演出されているし、本当は昔も今も変わってないんじゃないだろうか?というのが僕の考えである。

結婚を希望する割には現実に結婚する事が少ない(結婚適齢期の)男性の側から見ると、「結婚」には経済的なメリットが必ずしも多くない。「結婚」という形に自分を落とし込んだ場合に、失う自由が多い割に、得るメリットが少ないと感じる男性が多いのではないか。もちろん、女性の側から見ても、「結婚」で制約される自由は小さくない。

引用 http://diamond.jp/articles/-/124486

確かに、実際の結婚は、お互い自由がなくなり、お小遣い制になったり、妻の尻に敷かれたり、妻から安月給と罵倒され、一般的にあまり良い事は聞かないのは事実あり、嘘でもないと思う。

実際僕も似たような事があるし。

それに追い討ちをかけるように景気が悪い。

でも個人的には、結婚することで、責任感がムクムク沸いてきたし、頑張るしかなかつた。

「結婚は非合理なもの恋愛のバブル」に過ぎないと書いてあったが、結婚に対して、家族に対して、人生に対してのバブルすら(将来的なビジョン)(物語)描けない状況に陥っているのではないか?

たった一度きりの人生なのに。

down

コメントする




関連記事

ヤトゥ

ヤトゥ

「とある小さな都市」のフリーランス。-ある日誓いを立てた。ブログを通してスキルアップ!歳を重ねても若者に負けないよう日々研鑽すると。--